横浜みなとみらいホール20周年オルガン・ガラコンサート終了!

  • 2018.06.10 Sunday
  • 23:47

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パイプオルガン Lucy ガラ・コンサート

  • 2018.06.08 Friday
  • 15:26

みなさんお久しぶりでございます!

 

ご紹介したいコンサートがあるときに突然ゲリラ開店しては、夜逃げのごとく閉店を繰り返すこのブログでありますが

予想に反してホソボソ〜と訪問してくださる方々がいらっしゃり、感謝であります。とともにネット社会の威力を実感しております。

 

というわけで、次なるコンサートのご紹介をぜひさせていただきたいと思います。

このブログを読んでくださっていた方にはおなじみの廃品打楽器協会会長 ”ともとも” こと山口ともさんと、みなとみらいホールオルガニスト三浦はつみさんによる

 

"…IF…" もしもし?

 

が、なななんと横浜みなとみらいホールで再演されることに!

 

ともとも&はつみコンビ まさかの再演!

 

 

"…IF…" もしもし? とは?

 

人生とはY字路のシークエンス。

長い人生の中で幾度かあった分かれ道で、私が選ばなかった方の道、、。

 

 

こころにすきま風がふっと吹いたある日、あっちの道を選んだ過去の自分から電話がかかってきます。

 

 

奇才・山口とも氏が操る「廃品打楽器」とパイプオルガン・ルーシーという異色のコラボが

7人の子育てに毎日追われてる私…外資系企業で仕事にはりきってる私…宇宙飛行士にはなれなかったけど宇宙工学やってる私…南の島でB&B経営してる私…などなど7つの妄想世界を描くパラレルワールド奇譚。

あっちの世界にいる私は、たいそう輝く日々を送っているようです…

さて、泣いて笑って大きくふくらんだ妄想の果てに待ち受けていた現実とは…?

 

昨年横浜みなとみらいホールで行われました「オルガンコンサート LIFE ”いのちは巡り、進化する〜」

で初演され、大変な反響をいただいたこの作品、使用(廃品)打楽器のセットも大規模で、オルガンも日本最大規模のルーシーという、ちょっとやそっとで簡単に再演できる作品ではなかっただけに、今回またお二人に演奏していただける機会に恵まれて、まさか!というありがたい気持ちでいっぱいです。

もう、本当に二度と見られないかもしれないので、手前ミソで恐縮ですが、前回大人気だったこの作品をご興味ある方はぜひこの機会にご覧になっていただきたいと思います。

前回の演奏からさらに洗練された美しい音に「え、これ本当にゴミ…?」と驚愕することうけあいです。

 

あっ!タネあかしはこれくらいにしておきます。

 

そしてそのコンサートとは…

 

横浜みなとみらいホールオルガン設置20周年記念

パイプオルガン Lucy ガラ・コンサート!

 

ホール開館&オルガン設置20周年ということで

んまーこれがたいそう豪華なプログラムで、第1部はこれまでの20周年を振り返りルーシーにゆかりのある曲を、三浦はつみ氏をはじめこれまたホールにゆかりのあるオルガニスト、近藤岳氏、荻野由美子氏が連弾あり、ソロありで演奏なさいます。この3人が一度に揃うというだけでも夢の競演で、もう第1部だけで大満足な感じなのですが、そこは祝祭ということで第2部ではなんと、さらに山口ともさんはじめ、バグパイプの十亀正司さん、神奈川フィルハーモニー管弦楽団金管五重奏Plusパーカッションも加わって、結婚行進曲メドレー、バグパイプとオルガンによる「You raise me up 〜ケルトの風、愛のかたち」、「"…IF…" もしもし?」金管クインテット&オルガン&ドラムスの「宇宙へ行こう!〜スターウォーズ・メインタイトル〜ジュピター〜ライジング・サン〜月の光〜銀河鉄道999」そして全員でアノ歌の大合唱など盛りだくさん!

昨日のリハーサル 金管チームとオルガン三浦はつみさん

カッコよかったわよ〜!

バラのお花は、横浜市と関係あり。わかるかな〜?

あ、ちなみにこのブログの背景のかもめさんも、最後の曲にかくれんぼしてるあるメロディーと関係あります。

 

バグパイプの十亀正司さん

NHKの朝ドラ「マッサン」のテーマソングの冒頭で演奏されるバグパイプはこの方!

他にもみなさん一度はCMなどでこの方の演奏を耳になさっているはずです。

この楽器を初めて聴いた時の衝撃波すごかったです。

 

 

実は今回、この第2部すべての曲の作編曲と構成をやらせていただいたのでございます。

いやはや総勢12名の出演者で次々転換する舞台、まるで華やかな歌舞伎のようで、作り甲斐がありました!

 

そしてこのコンサートは、いつかというと

 

あ、明日やんけ…

http://www.yaf.or.jp/mmh/recommend/2018/06/20grand-organ-gala-lucy.php

横浜みなとみらいホール 6月9日(土)14時開演です

ってもう24時間切っとるやんけ…

 

すみません、もっと早くお知らせすべきでした。

チケットも売り上げかなり好調らしく、、当日券、、、あると良いのですが、、いや、たぶんあると思うのですが念のためホールチケットセンター 0456822000 へお問い合わせいただけたらと思います。

 

横浜みなとみらいホール オルガニストの三浦はつみさん&彼女が開館以来20年間手塩にかけて育てたパイプオルガン・ルーシーのお祝いにぜひ、いらしてください。

 

明日の演奏とホスト役で準備に今頃悶絶してるであろうはつみさん、がんばってください!

 

では、明日、みなさまにお目にかかれることを楽しみにしております〜。

 

 

 

 

 

 

 

みんなの愛と祈りが、大きな柱に。

  • 2018.04.22 Sunday
  • 01:20

「私が、もういちど、生まれ変わる日。」最終回。

 

ついに…その日が来てしまいました。

2018年4月15日「私が、もういちど、生まれ変わる日。」

この日は、朝から雨が降っていました。しかし次第に雨がやみ開場時間になると空が明るくなってきて、まるでこの日の最終曲である八木重吉の「雨」の歌詞そのものでした。

 

 

雨のおとがきこえる

雨がふっていたのだ

 

あのおとのようにそっと世のためにはたらいていよう

雨があがるようにしづかに死んでゆこう

 

特に今回のような大きなコンサートの時は、正直お客さんの入りというものが気になるものです。しかし、今回に限って私はこの日演奏される音楽を、特別に必要としている方々にいらしていただきたいと強く願っておりました。たとえ少数でも、聴きたいという思いを持った方にいらしていただくことこそ、少なくとも私の書いた曲に関しては必要だと思っておりました。しかし、当日は満席、当日券が売り切れお入りになれなかった方までいらしたと聞きました。原田靖子さんをはじめ、ホールのみなさんが2年もかけてコツコツと準備してきたこのコンサート、私のような実力も知名度もない人の作品のせいで人が集まらなかったら、それも非常に申し訳なかったので、いろいろな意味でこの満席は、本当に本当にありがたく、嬉しいことでありました。

 

 

舞台ソデにはスタッフ渾身のウェルカムボードが!

 

出演者じゃないのに、楽屋を用意していただいてしまって恐縮でした…。

 

ああ、今日のプログラム!自分の曲がコンサートのタイトルになってこんなに嬉しいことはありません。

 

やまもりのお菓子といっしょに、ホール職員の方からのお手紙があった…!!!!(感激)

 

ソデで待機する佐渡から船ではるばる来たサミーちゃんの太鼓たち

 

いよいよ始まりました!「2つの鼓動II」

リハーサルでも鳥肌モノだったのに、サミーちゃんこと宮正美さんと原田靖子さん、すごい気迫です!

 

 迫真の演奏をしてくださったサミーちゃん。拍手が鳴り止みませんでした。

 

「私が、もういちど、生まれ変わる日。」

圧巻の合唱団。

中信合唱連盟加盟団体団員による混声合唱団&SK松本ジュニア合唱団のみなさん

なんと10曲40分に及ぶ難曲を、子ども達は全員暗譜で!

大人の方達も大勢暗譜で歌ってくださいました。

そして、どんなにこの曲を愛しているか、この曲が好きか、

音楽で雄弁に語ってくださいました。そして「なきながら」伝えてくださいました。

偉業です。

 

私は演奏中泣いてしまいまして、涙が流れるくらいだったら良いのですが

オエッとおえつしそうになるので

「4月中に渡さなきゃいけないけれどこのままだと締切絶対間に合わないヤバい案件(3コ)」

があるということを頭によぎらせて、おえつするのをこらえました。

 

オルガン 原田靖子さん

指揮 中村雅夫さん

カウンターテナー 望月裕央さん

 

全身全霊でたましいを注ぎ込んでくださいました!

リハーサルだけでもう、すごい!と気が遠くなるような迫力だったのに

本番では何かが降臨したかのような圧巻の演奏、

この人たちは揃いも揃って一体なんなのか…!と唖然としました。

 

終演です。

演奏者のみなさんずっと立ちっぱなしで気持ち悪くなっちゃう人が出たら大変!といういらぬ心配と

お客様が拍手しすぎて手が痛くなっては申し訳ないから急がなきゃというよけいな心配と、

人生史上最大に(臨月の時よりも)太っているため

ドスドスと音をさせないように舞台を歩かなければという焦りで

4回もカーテンコールがあったと後から聞いたのですが(こんなの初めて)

あまり記憶がありません。

中央で合掌しているのが私です。涙と鼻水で顔面ドロドロです。

 

翌日、何紙かの新聞に載りました。

 

 

歌ってくださったみなさんに、終演後にサインしてもらいました!

これは宝物です。

私が死んだらお棺に入れてもらうと言ったら、いろんな人に本気か?と笑われましたが本気です。

家族の皆さんよろしくお願いします。

 

このほかにも「復活祭」をテーマとしたこのコンサートでは、「私が、もういちど、生まれ変わる日。」も歌ってくださったベーレンコールの皆さん、そして指揮者の近藤基さん、オルガン連弾の小林淳子さんも出演し、イギリスの復活祭にまつわる作品を演奏されて、まさにこの日は「生まれ変わり」祭でありました。どれもすばらしい演奏でした。

 

さらにこのコンサートにかかわってくださった、佐原玲子先生、白澤知代先生、渡辺かおる先生、ピアニストの中島衣子先生、オルガンアシスタントの野田美香さん、ほか縁の下の力持ちをしてくださった皆さん!

そして、松本市音楽文化ホール元館長の中嶌昇子さん、山岸尚志さん、プロデューサーの中村ひろ子さん、ほかスタッフの皆さん!

 

そして、いっしょにこの時をわかちあってくださった、わざわざいらしてくださった観客のみなさん!

お一人お一人にお礼を言いたいです。

 

本当に本当に、ありがとうございました。

 

ああ、2年間に及ぶ祭りは終わった、、、

 

それでは私は、まわりがこのままだと病気になるぞとおどすかすので、ダイエットにいそしみつつ絶対終わらせなきゃあかん案件を書きつつ、地下のもぐら生活にもどりたいと思います〜

 

いつもこのブログを読んでくださっているみなさん、応援ありがとうございました!

また会う日まで、アディオース!

 

 

楽曲解説と詩のすべて

  • 2018.04.13 Friday
  • 00:38

公演まで残すところあと2日となりました。

私がこのブログで繰り返し八木重吉についてのことを書いているのは、今、この八木重吉の詩を切迫して必要としている人がどこかにいるのではないかという焦燥感からでした。八木重吉は生前、自分の信仰を人のために役立てたいと思いながら病気のためにそれが叶わず、この詩を書きました。重吉さんに代わり、どうかこの詩がいま必要としている人に届きますようにと強く願いながら、この「私が、もういちど、生まれ変わる日。」のすべての詩と、楽曲解説を書かせていただきます。

そして、120名に及ぶ合唱団員のお一人お一人に、この詩が生まれた背景が伝わりますように。

 

では、まず全曲の詩からいってみよう!

 

 

 

−序−
私は、友が無くては、耐えられぬのです。
しかし、私にはありません。
この貧しい詩を、
これを読んで下さる方の胸へ捧げます。
そして、私を、あなたの友にして下さい。

 

 

 

1. いつの日に

 

いつの日に

にんげんは天の使のようになるのか

いったい その日があるのか

 

ひとをいかり

みづからをいかる

くるしい日がまたやってきた

 

のろふはやすい

まだのろわずにおけ

いつだっていい、

まだ だまってゆけ

 

くるしくなって

つっぷせば

消えていく

 

死ぬこともできない

すてることもできない

くひしばって生きてゆく

 

忍びてゆけ

突破しながらゆけ

頭をひくくたれひくくたれ

死ぬことができぬほどしつこくゆけ

 

 

2. あをい 水のかげ

 

たかい丘にのぼれば

内海の水のかげが あをい

わたしのこころは はてしなく くづおれ

かなしくて かなしくて たえられない

 

あるときは

神はやさしいまなざしにみえて

わたしを わたしのわがままのまんま

だきかかへてくれそうにかんぜらるるけれど

またときとしては

もっともっときびしい方のようにも おもわれてくる

どうしても わたしをころそうとなさるようにおもへて

かなしくてかなしくて たえられなくなる

 

Deus, quis similis erit tibi?

ne taceas, neque compescaris, Deus :

(神よ、黙っていないでください

神よ、黙ったままでいないでください 詩編83:2)

 

たかい丘にのぼれば

内海の水のかげが あをい

わたしのこころは はてしなく くづおれ

かなしくて かなしくて たえられない

 

 

3. 人を殺さば

 

ぐさり! と

やって みたし

 

人を ころさば

こころよからん

 

Quia inflammatum est cor meum, 

et renes mei commutati sunt ;

et ego ad nihilum redactus sum, et nescivi :

ut jumentum factus sum apud te,

et ego semper tecum.

(わたしの魂が痛み

心がみじめになったとき

私は愚かで悟らず

み前で荒々しい獣のようになった 詩編73:21-22)

 

 

4. あかんぼもよびな

 

さて

あかんぼは

なぜに あん あん あん あん なくんだらうか

 

ほんとに

うるせいよ

あん あん あん あん

あん あん あん あん

 

うるさか ないよ

うるさか ないよ

よんでるんだよ

かみさまをよんでるんだよ

みんなもよびな

あんなに しつっこくよびな

 

Exaudi, Domine, vocem meam, qua clamavi ad te ;

miserere mei, et exaudi me.

(主よ、わたしが呼ぶとき、わたしの声に聞き

わたしを憐れみ、こたえてください 詩編27:10)

 

 

5. 草に すわる

 

Prope est Dominus omnibus invocantibus eum,

omnibus invocantibus eum in veritate.

(主はおられる、助けを求める人の近くに

心から祈る人の傍らに 詩編145:18)

 

わたしの まちがいだった

わたしのまちがいだった

こうして 草にすわれば それがわかる

 

 

6. ふるさとの 山

 

ふるさとの山のなかに うづくまったとき

さやかにも 私の悔いは もえました

あまりにもうつくしい それの ほのほに

しばし わたしは

こしかたの あやまちを 讃むるようなきもちになった

 

Levavi oculoa meos in montes,

unde veniet auxilium mihi.

Auxilium meum a Domino,

qui fecit caelum et terram.

(目を上げて、わたしは山々を仰ぐ

わたしの助けはどこから来るのか

わたしの助けは主から

天地を造られた主から来る 詩編121:1-2)

 

あかるい日

山をみていると

こころが、かがやいてきて

なにかものをもって

じっと立っていたいやうな氣がしてくる

 

 

7. うつくしき わたし

 

Paratum cor meum, Deus, paratum cor meum ;

cantabo, et psalmum dicam.

(神よ、わたしの心はひるむことなく

あなたをたたえて歌う 詩篇57:8)

 

いきどほりながらも

美しいわたしであらうよ

哭きながら

哭きながら

うつくしいわたしであらうよ

 

Exsurge, gloria mea ; 

exsurge, psalterium et cithara : 

exsurgam diluculo

(わたしの魂よ、目覚めよ。琴よ、竪琴よ、目を覚ませ

琴を奏でてあけぼのを呼び覚まそう 詩編57:9)

 

うつくしくなると

いったん人はとほのいてみえる

もっとうつくしくなると

かがやいてちかづいてくる

 

哭きながら

哭きながら

うつくしいわたしであらうよ

 

 

8. ゆるし

 

神のごとくゆるしたい

ひとが投ぐるにくしみをむねにあたため

花のようになったらば神のまへにささげたい

 

Qui seminant in lacrimis,

in exsultatione metant.

(涙のうちに種まく人は

喜びのうちに刈り取る 詩編126:5)

 

 

9. 心よ

 

こころよ

では いっておいで

 

しかし

また もどっておいでね

 

やっぱり

ここが いいのだに

 

こころよ

では 行っておいで

 

 

10. 雨

 

雨のおとがきこえる

雨がふっていたのだ

 

あのおとのようにそっと世のためにはたらいていよう

雨があがるようにしづかに死んでゆこう

 

Quoniam apud te est fons vitae

et in lumine tuo videbimus lumen.

(命の泉はあなたのもとにあり

あなたの光のうちにわたしたちは光を見る 詩編36:10)

 

神さま あなたに会ひたくなった

 

 

 

*********************************************

 

つづいて、楽曲解説です

 

委嘱のお話をいただいた時、ホール改修後初となる設置記念30周年のこのコンサートが春のイースター(復活祭)とも重なることから、私は「生まれ変わる」ことを主題とした作品にしたいと強く願い、詩を探し始めました。しかし長い間心を動かされる詩に巡り会うことができないでいました。そんなある時、たまたま聴いた八木重吉の「あかんぼもよびな」という詩に衝撃を受けました。「赤ん坊が泣き止まない!うるさい!今、自分が生きるだけで精一杯だというのに、本当にうるさんだよッ!」苛立ちが暴発しようとする寸前に「うるさかないよ…うるさかないよ…」と、かすかな声が響きます。この声は彼自身だったのか、彼が生涯追い求めた「かみさま」の声だったのか…?この時、赤ん坊が泣き止まないという事態は依然として変わらないのに、この「気づき」がそれまでのやさぐれた心をみるみると再生させていきます。心が生まれ変わる瞬間をみごとにキャッチしたこの詩に大きく心が揺さぶられた私は、死んでしまった心が再生するまでの物語を八木重吉の詩で構成したらどうなるかと、全集を貪り読みました。その間中、すぐ隣で重吉さんが「これはどう?こっちはどう?」と次々提案してくれているかのようでした。さらに「かみさま」までもが呼応するかのように旧約聖書の詩編も次々に目の前に顕れてくるではありませんか。この体験は「目に見えない大きな存在がいつも並走してくれている」という実感そのものでありました。29歳で生涯を閉じるその瞬間まで、慟哭しながらただひたすらに「かみさま!」と叫び続けた詩人、八木重吉。彼の渾身のことばを、僭越ながら私の手で構成して「私が、もういちど、生まれ変わる日。」と名付けさせていただきました。全てを書き終えふりかえりますと、この作品の中で描く心の再生とは、自分の死期を知った人間が、孤立、怒り、抑うつなどを経て受容していくキューブラー・ロスの「死の受容」のプロセスと非常に似ていると感じます。ということは、やはり死とは受容にほかならず、生まれ変わりへの厳しくも輝かしいステップであると感じるのです。

 

【八木重吉がよくわかるおもしろい書籍】

「重吉と旅する」

https://www.amazon.co.jp/重吉と旅する%E3%80%82-29歳で夭逝した魂の詩人-いのちのことば社-Forest・Books-フォレストブックス/dp/4264036941

 

【松本市音楽文化ホールオルガン設置30周年記念コンサート】

”私が、もういちど、生まれ変わる日。”

2018年4月15日

松本市音楽文化ホール

15:00開演

https://www.harmonyhall.jp/organ30/

 

重吉記念館・涙涙の訪問記

  • 2018.04.11 Wednesday
  • 23:15

本日ようやく、合唱曲「私が、もういちど、生まれ変わる日。」の10曲を構成する詩の作者・八木重吉の生家(記念館)とお墓まいりに伺うことができました。

 

行きは「私が、もういちど、生まれ変わる日。」の終曲「雨」を象徴するようなお天気雨でまるで嬉し泣きのようでした。

バッハのBGMも手伝いここからすでに涙腺崩壊。涙でみるみる化粧がはげていきます。

 

到着したら快晴になりよい風が吹いています。場所は高尾の手前になる町田市相原というところにあります。

 

よく手入れされた生家の敷地内は花盛りでした。

 

里山の風情がのこる、あたたかくてやさしい場所です。

 

のびのびと咲くたんぽぽの花畑

 

 

記念館入り口

 

重吉の生まれ育った生家は、火事で消失してしまったとのことでしたが、隣のお蔵が当時のまま残っており、それが小さな記念館となっています。外観や内部の詳しい写真などはこちらをご覧ください。

 

【町田市相原 八木重吉記念館】

https://www.jukichi-yagi.org

 

現在は重吉のお兄さんのお孫さんである佐藤ひろ子さんという方がこの記念館を管理なさっておられます。本日は、大変お優しいボランティアガイドの方が予約時間に私を玄関で待っていてくださり、小さな記念館であるにもかかわらず、重吉さんの生前のエピソードや資料、写真、作品について2時間近くかけて丁寧にご説明くださいました。

お話をうかがい重吉がこのような詩作に至った経緯を納得させられました。

 

そのお話を書き尽くすことができませんが、

ひとことで言うならば、重吉直筆の日記や手紙や草稿、絵画は圧倒的でした。

重吉の詩を初めて聴いた時に受けた衝撃を上回る衝撃でした。今度の合唱曲の中で取り上げた作品もありました。家の者にこの衝撃アタックの話をしたところ、曲を書く前に見られたらよかったねと言われましたが、曲を書く前に見てしまったら震えて書けなくなっていました。ただただ、圧倒されました。

重吉は死の間際に神と出会うしぐさをすることもあったと聴きましたが、「病床日記」や妻とみ子さんに宛てた手紙などを見ると、病が進行するにつれて几帳面だった文字がひどく乱れ、震えていきます。これを目の当たりにした時、重吉さんは一人で不安と苦痛に耐えどんなに苦しかったのだろうかと胸を突かれました。キリストの十字架の道行きを重ね合わせてしまいます。そこに栄光が見えていたとしても、死への道行きはどんなに孤独だったことでしょうか。

 

また、重吉が教育実習で出会った子供達との集合写真がありましたが、その写真の裏には生徒全員の名前と「Angels この無邪気なる教え児を忘れるのは、すなわち我が愛の生命の終わる日なり。ああ、楽しかりき十週よ。ああ、懐かしきその追憶よ!」と書かれていました。この経験は重吉を教師へと導いたものであります。図らずも合唱曲「私が、もういちど、生まれ変わる日。」には「天使」の役割として児童合唱を入れました。本当に入れてよかったと思いました。

 

この記念館は、当主の佐藤ひろ子さんが、一人でも多くの方に重吉を知ってもらいたい、との思いで入館料をとらずに運営されています。

帰り際に、作曲させていただいたご挨拶とご報告が遅くなったことをお詫びして、松本での演奏会のお話をしたところ、本当に喜んでくださいました。そして、わざわざいらしてくださり本当にありがとうとおっしゃってくださり、回顧展の非売品の貴重な図録と「重吉と旅する」という出版されたばかりの可愛らしい本を「交通費よ」と言いながら私にくださったのです。

 

重吉は詩の中で、まったく衒うことなく、他者への愛を心底うたっていますが、この記念館の場所にはそれが受け継がれ生きていると思いました。それは重吉が生きているということに他ならないと思いました。

 

記念館見学の後、お墓まいりに案内していただきました。

左が22歳という若さで夫を失ったとみ子夫人、中央が14歳、15歳で夭折された長女桃子さん、長男陽二さんのもの、右が重吉さんのもの。ようやく全員揃って、家族をものすごく大切にした重吉さんは嬉しかったと思います。

 

うどん屋

その後、いただいた本「重吉と旅する」に載っていた、記念館近くのゆかりのオススメのうどん屋さん「開都」にてうどんを、、

 

重吉さんに「食べていきなさい」と言われているような気がして(ほんとか!?)迷うことなくドデカ海鮮かき揚げも注文。

15日には人前に出るゆえ10グラムでも体重落とさなあきまへんのに、なにをやってるんでしょうか私は。

一応今夜の晩御飯は抜いときました。

 

このような報告ではみなさんに重吉さんを知っていただくには至らないのですが、この機会にとくに15日に合唱で歌ってくださる皆さんにはぜひこの詩の向こうにあるものを感じていただきたいと願っています。

 

それでは明日は、もう一度この合唱曲の重吉さんの詩をみていきたいと思います。

 

今回は長い文章をお読みくださり、ありがとうございました!

 

【八木重吉がよくわかるおもしろい書籍】

「重吉と旅する」

https://www.amazon.co.jp/重吉と旅する%E3%80%82-29歳で夭逝した魂の詩人-いのちのことば社-Forest・Books-フォレストブックス/dp/4264036941

 

【松本市音楽文化ホールオルガン設置30周年記念コンサート】

”私が、もういちど、生まれ変わる日。”

2018年4月15日

松本市音楽文化ホール

15:00開演

https://www.harmonyhall.jp/organ30/

 

 

 

松本旅行記

  • 2018.04.10 Tuesday
  • 00:18

リハーサルのために何度か松本音楽文化ホールを訪ねていたおいどんでしたが、いつもとんぼ帰りで名所探訪が全くできていませんでした。でももう次に訪れるのは本番の4月15日。この日はさすがに遊んでいる暇はありません。師匠からの”作曲家は遊学しなさい”との教えをまっとうしなくては良い作曲家にはなれないので、リハーサルの翌日電車に乗るまでの3時間(朝6時半にハナイキ荒く出発)ひとかげもまばらな松本市街から徘徊スタート!

 

ではさっそくいってみよう!

 

 

日本聖公会松本聖十字教会 明治時代の建物だそうです。ディズニーランドのなんかのキャラクターの家みたいでとても可愛かった!

 

松本城のまわりにはしだれ桜がたくさん。降り積もる雪のようで圧巻でした。

 

こ、これが松本城か… 天守閣もさることながら、きっちり積まれたこの石のなんと美しいことか!すごい職人技だ

 

松本城の観光案内所に、コンサートのポスターが貼ってあった!うれしいぞ!

 

いったんホテルに帰ってサミーちゃんと一緒に朝食をとりました。お話しは尽きることなく想像していた以上に魅力的で気さくで人をひきつける磁石のようなヒマワリのような方であります。

 

嗚呼!これぞ松本!

 

さすがにおそば食べる時間はありませんでした、無念なり。

 

しかし、松本城近くの昔ながらの喫茶店(カフェではなく喫茶店)”紫陽花”で、そばシュークリームを食べました。謎のクリームにそばの実が入っていて身体に良さそうで美味しかったです!

 

そして、新型あずさに飛び乗り松本を後にしました。

 

こんなに松本に通っていながら、安曇野と上高地が遠い彼方で終わってしまって残念でした。上高地行きたかったですわ。

 

(明日につづく)

 

松本市音楽文化ホールオルガン設置30周年記念コンサート

”私が、もういちど、生まれ変わる日。”

2018年4月15日

松本市音楽文化ホール

15:00開演

https://www.harmonyhall.jp/organ30/

2つの鼓動II アゲイン!

  • 2018.04.07 Saturday
  • 10:37

 

「2つの鼓動II」松本のオルガン&太鼓のリハーサルの後日談がありまして…。

 

この曲は昨年11月2日に横浜みなとみらいホールで行われた

パイプオルガンコンサート”LIFE" 〜いのちは巡り、進化する〜

にて初演されたことは以前お話しいたしました。

 

そのコンサートのシンボルがこの縄文土器でした。

この縄文土器を見た時に強烈にわきあがってきた感情をコンセプトにして企画したコンサートでありましたが、その核となるのがこの「2つの鼓動II」という曲でした。

 

 

この準備に明け暮れていたある日、とある会合(という名の打ち上げ)でたまたま隣あった大平雅己さんという陶器の権威ある研究者の方にこのコンサートのコンセプトのお話をしたところ、後日大平さんご自身が採集された貴重な縄文土器片を送ってくださるという嬉しすぎる出来事がありました。

さらに驚くことに、この縄文土器片の出土がなんと、サミーちゃんこと宮正美さんの所属する鼓童の本拠地である「佐渡市小木地区」であったことが判明!!

人生の中でいちばん驚いた出来事でした。「佐渡市小木出土」と書かれた紙片が一緒に出てきたときには驚愕のあまり、本当に手が震えてあまりの神秘に涙が止まらなくなりました。

サミーちゃんがいつも太鼓を叩いている、まさにその土地から出土された縄文土器片だったのです。

 

…話は最初に戻り、太鼓とオルガンのリハーサルの翌日、帰りの電車まで少し時間があったのでふらりと立ち寄った松本市博物館に、それはあったのです。。

 

縄文土器!!キターーーーーーーーーーーー!!!!

 

 

サミーちゃんの行くところ、縄文土器あり!!

自分の書いた曲ではありますが、やはり本当に縄文時代に生きた私たちの祖先からのメッセージがこの曲に託されているんじゃないかと本気で思える出来事でありました。

 

というわけで今日は長くなりますが、初演時に紹介したこの曲のコンセプトをいまいちど書かせていただきます。

 

 この曲は、火焔土器との邂逅から始まりました。今から4500〜5000年前に我々の祖先は、この最高芸術と呼ぶにふさわしい土器を、なんと日常の煮炊きに使っていました。また縄文中期であるこの時代は日本列島の火山活動が活発で、人々は日常的に起こる災害から逃げ、身を守り続けなくてはいけない過酷な状況でした。にもかかわらず災いをもたらす脅威の「炎」を炊飯器のデザインとして取り入れてしまう、この美意識!たくましさ!この土器は遺物としてただ存在しているのではない。今も子孫に猛烈な生命エネルギーを供給しようとしている!この土器を見た瞬間、私の心に灯っていた小さな発想の火に容赦なくガソリンを注がれたようでした。それは祖先のお母ちゃんからの「美意識を持ってたくましく生き抜け!」という強いメッセージでもありました。

 「2つの鼓動」というシリーズは、オルガンと打楽器による母と子の2つの心臓の鼓動をテーマに連作を続けている作品です。前作では、1つの身体に宿るお母さんと赤ちゃんの鼓動を描きました。今作では、この火焔土器からのメッセージをテーマに、古代に生きた私たちの祖先であるお母さんの鼓動と、子孫である私たちの鼓動を一つにし、未来の子孫へのエールと生命エネルギーを力強く発信していきます。

 曲は、混沌とした中からかすかに聴こえてくる古代に生きる母の呼び声(和太鼓)から始まります。その声は子である私たち(オルガン)へ呼びかけます。生きる知恵、常に保護者として共生していること、さらに警告を。それに気づいた私たちは質問を繰り返しやがて対話を始めます。そして、まだ見ぬ未来の私たちの子孫へ向けて、この大切な知恵を鼓動というエネルギーに変換することにチャレンジします。目には見えない、しかし力強い臍帯で結ばれている私たちは、力を合わせて未来へメッセージを送信します。この火焔土器が「美意識を持ってたくましく生き抜け!」とメッセージを送ってきているように。

 実はこの初演を前に、私の元に「縄文土器片」が舞い込んで来る、という出来事がありました。それだけでも驚きなのに、その出土がなんと和太鼓奏者・宮正美さんが所属し活動している「鼓童」の本拠地・佐渡の小木地区。さらに宮さんは、昨年赤ちゃんを産んでお母さんになったばかり!立て続けに起こるこの偶然(必然?)は……誰かの仕業としか思えません。

 

(明日に続きます)

 

松本市音楽文化ホールオルガン設置30周年記念コンサート

”私が、もういちど、生まれ変わる日。”

2018年4月15日

松本市音楽文化ホール

15:00開演

https://www.harmonyhall.jp/organ30/

 

 

 

 

2つの鼓動II アゲイン!

  • 2018.04.07 Saturday
  • 09:16

 

 

 

「2つの鼓動II」は、演奏者2人が全く背中合わせで演奏します。この2人はアイコンタクトはもちろん、離れているため呼吸音を聞くことすらできません。しかもパイプオルガンと和太鼓という持ち運べない楽器の性質上リハーサル回数も極端に少ないという状況、プラス初演という緊張、もし私が演奏者だったら「やってられまっかいな!」と拒否する降板するなどの抵抗をこころみます。

しかしこのような無茶ブリを(若干おびえた)笑顔で快く引き受けてくださったオルガンの原田靖子さんと太鼓のサミーちゃんこと宮正美さんのお二人はプロ中のプロ!演奏者を地獄にたたき落とすようなこの配置を強いているのは、作曲家先生として鎮座するまぎれもない私ですが、このような厳しい状況に笑顔で真剣に取り組んでくださっているお2人です。先日は初リハーサルだったにもかかわらずもはや曲芸の域ともいえるこの曲を見事に演奏してくださいました。感謝でした、コーフンしました。和太鼓とオルガンというだけでも何が起こるんだろうという楽しげな印象なのに、自分の曲ですからそりゃもう、天国にいるような気分です。翌日スーパーあずさ(新型でしたラッキー!)で録音を聴き1人むせび泣きながら帰りました。

 

太鼓を囲みなごやかに談笑する

サミーちゃん と 原田靖子さん

 

 

 

靖子さんのこの笑顔! 奏者チェンジしたら絶対良い結果出しそう!

 

雪駄を脱いで

 

鼓童初のオルガニスト誕生!叩けて弾けるサミーちゃん!

 

 

奏者チェンジを試みたところ、2人の演奏がたいへん(リラックスして)すばらしかったので、4月15日の演奏はオルガン:宮正美 和太鼓:原田靖子 でいこうということになりました。この2つの鼓動アドリブ祭りでどんな化学反応が起こるか!どうぞご期待ください!

(ウソです)

 

(明日に続きます)

 

松本市音楽文化ホールオルガン設置30周年記念コンサート

”私が、もういちど、生まれ変わる日。”

2018年4月15日

松本市音楽文化ホール

15:00開演

https://www.harmonyhall.jp/organ30/

 

 

 

 

 

2つの鼓動II アゲイン!

  • 2018.04.06 Friday
  • 00:46

来たる4月15日の松本市音楽文化ホールオルガン設置30周年記念コンサート「私が、もういちど、生まれ変わる日。」では、八木重吉の詩による新作合唱曲「私が、もういちど、生まれ変わる日。」の初演と共に、昨年11月に横浜みなとみらいホール「オルガンコンサート”LIFE"」にて初演した、和太鼓とオルガンによる「2つの鼓動II」の再演もしていただけることとなりました。

 

 

これから数回にわたり、この「2つの鼓動II」の解説とリハーサルのもようを、お伝えしていきたいと思います。

 

今回、まずは初演時にこのブログで紹介した「2つの鼓動II」が生まれるまでの物語と和太鼓奏者サミーちゃんこと宮正美さんとの出会いのお話を、ふたたびご紹介したいと思います。

 

こちらから、どうぞ!

 

2つの鼓動 .侫轡の鼓動

http://project-orb.jugem.jp/?page=3&cid=2

 

2つの鼓動◆.妊▲い慮歹

http://project-orb.jugem.jp/?page=2&cid=2

 

2つの鼓動 キセキの鼓動

http://project-orb.jugem.jp/?page=1&cid=2

 

2つの鼓動ぁ,たよりサミーちゃん

http://project-orb.jugem.jp/?page=0&cid=2

 

松本市音楽文化ホールオルガン設置30周年記念コンサート

”私が、もういちど、生まれ変わる日。”

2018年4月15日

松本市音楽文化ホール

15:00開演

https://www.harmonyhall.jp/organ30/

重吉さんの死生観

  • 2018.04.01 Sunday
  • 01:30

八木重吉の詩による、カウンターテナー・混声合唱・児童合唱とオルガンのための

「私が、もういちど、生まれ変わる日。」

この曲集を構成する全10曲の詩をご紹介しておりますが、今回はいよいよ最後の第9、10曲目になりました。

 

重吉は27歳で結核を発病し、それから死までの1年余りに及ぶ療養生活では耳下腺炎や腹痛などの併発に苦しみ、絶対安静の日々の中で筆をとることもままならかったといいます。詩作は29歳で亡くなるまでのたったの5年間。病床で苦しみ、孤独とたたかいながらやがて遠くない自らの死を思って書き残した詩には、彼の死生観(生き方、死に方についての考え方)が滲み出ていると思います。私は、その中でもっとも重吉さんの死への心構えを感じ取れる詩「雨」をこの曲集の最後に据えました。

説明の言葉は必要ないでしょう、どうかお読みになってください。

当時22歳で夫を看取らなければならなかった妻のとみ子さんは、重吉さんが亡くなった日のことを後にこう語っています。

 

「昭和2年10月26日早暁、八木重吉は数え年三十歳で、余りにも早く昇天してしまいました。
この朝は実に美しい朝焼けであったと憶えています。」

 

奇しくも、今このブログを書いている3月31日未明は、キリストが”死”から復活した朝であります。

たいへん信仰篤かった重吉さんも、キリストが我が身をもって証明した「死を越えたところにある栄光、たましいの復活」を確信するという域まで達したからこそ、遺言ともいえるような「雨」という穏やかな詩が書けたのではないでしょうか。

 

いよいよ、明日は松本でパイプオルガンの原田靖子さん、指揮の中村雅夫氏、カウンターテナーの望月裕央氏、混声合唱・児童合唱のみなさん、約120名が全員集合して全体リハーサルです。重吉さんも、ひょっこり来てくれないでしょうかね。そのもようは、帰って来たらご報告させていただきます。来週は重吉さんのお墓参りにもやっと伺えます。生家にも伺う予定です。それではひきつづきこのブログをよろしくお願いいたします〜!

 

(重吉さん直筆のことば)

 

9. 心よ

 

こころよ

では いっておいで

 

しかし

また もどっておいでね

 

やっぱり

ここが いいのだに

 

こころよ

では 行っておいで

 

 

10. 雨

 

雨のおとがきこえる

雨がふっていたのだ

 

あのおとのようにそっと世のためにはたらいていよう

雨があがるようにしづかに死んでゆこう

 

Quoniam apud te est fons vitae

et in lumine tuo videbimus lumen.

(命の泉はあなたのもとにあり

あなたの光のうちにわたしたちは光を見る 詩編36:10)

 

神さま あなたに会ひたくなった

 

 

(つづく)

 

 

松本市音楽文化ホールオルガン設置30周年記念コンサート

”私が、もういちど、生まれ変わる日。”

2018年4月15日

松本市音楽文化ホール

15:00開演

https://www.harmonyhall.jp/organ30/