オルガネッタのチェチリアちゃん 〜その2〜

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    小さな手回しパイプオルガン(オルガンの種類)の、オルガネッタ(楽器名)の、チェチリアちゃん(ワタクシが命名)の、前回出したクイズの答えです〜

     

    この楽器、実は日本生まれ。オルガン製作者である脇田直紀さんという方が、オルガンケースの彫刻から、パイプの製造、整音に至るまですべての行程をたったお一人で作業されています。

    注文から納品まで、私の時はたしか1年半くらいかかったと思います。丹誠込めて作るので1台作るのにも500時間以上かかるそうです。脇田さんは、丁寧で丁寧で、ベスト・オブ・ザ・職人だとワタクシはいつも感じます。彼を見習って曲を書いていたならば、オイラだってオイラだって今頃は巨匠と呼ばれ印税生活をしていたはずです。

     

    楽器はイタリアンスタイルで、以前共演させていただいた横浜の馬車道にあるカサ・デ・アンジェラのイタリア製オルガン「ザニンオルガン」とは、3つのアーチなどそっくりなデザインで、きょうだいだね、なんて言っています。

     

    「ぽわん」とふんわりした優しいフルート管で、18世紀にイタリア北部で使われた「森のフルート」(Flauto in selva)と呼ばれる笛を楽器のコンセプトに合わせてアレンジした音色、平均律ではなく6つの純正5度を含む「ヴァロッティ&ヤング」という調律法が用いられており、この調律法を意識して編曲をすると、ドッキリするような美しい音を響かせてくれることがあります。

     

    脇田さんは、日本の多湿な気候など研究し尽くされていて、また、大変精密に丹念に作られているのでこの楽器は故障を知らず、気温や湿度の変動にもかかわらずいつも良い音で鳴ってくれます。

     

    こんな話をすると、それはもう威厳ある頑固ジイサンが目にうかびますが、実際の脇田さんは私とそんなに歳も変わらない、ネコをこよなく愛されるやさしい青年なのです。

     

    チェチリアちゃんは、40人兄妹、いや、もっと最近増えたのかな?そのなかの23番目の子になります。兄妹達は北海道から沖縄まで各地で活躍しているそうですよ。

     

    (チェチリアちゃんの気になる縮尺)

    これは、2015年にみなとみらいホールのパイプオルガン「ルーシー」ちゃんと共演した時の写真です!

    縮尺、わかりますか?

    (みなさんが縮尺より気になっているトラさんは、みなとみらいホールマスコットの「みなトラくん(一代目)」デス)

    ルーシーのパイプは4,632本

    チェチリアさんは39本(標準は38本のところ、特注で1本増やしてもらったノダ!)

    グランマと生後1ヶ月という風情ですね。

     

    11月2日のコンサート"LIFE"では、ワタクシが20年あまりかけてホソボソと作編曲してきた、オペラやミュージカルメドレー、日本の唱歌、アイルランド・スコットランド民謡、クリスマスキャロル、映画音楽、そしてオリジナル作品などを、ホールロビーの片隅で、チェチリアちゃんと同じ12歳の少年が演奏します。もし、見かけましたら赤ワイン「タンゴ・デ・ラ・サングレ」を片手に、演奏を楽しんで行ってくださいませ。

     

    今日もつたない文章をお読み下さって、ほんとうにありがとうございます。

     

    ではまた明日〜

     

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    † Organ concert "LIFE "
    〜いのちは巡り、進化する〜
    2017.11.2 19:00 Start 全席指定 2000円
    チケット発売中!くわしくは
    公演HP
     http://project-orb.yokohama
    紹介ムービー https://youtu.be/bxK4VfNyQE0

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    project-orb * オルガネッタ * 17:08 * - * -
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